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理事長ご挨拶

社会福祉法人 悠朋会 理事長 小林 立のご挨拶

このたびは社会福祉法人悠朋会のホームページにアクセス頂き、誠にありがとうございます。

社会福祉法人悠朋会理事長 小林 立

2025年4月より社会福祉法人悠朋会の理事長に就任いたしました。

当法人は1998年に設立され、千代田デイサービスセンターから事業をスタートしました。以来、多くの利用者様やご家族の皆様、居宅支援事業所のケアマネージャー様、そして地域の皆様の温かいご支援により、ヘルパーステーション千代田、千代田介護支援センターを開設し、事業の向上に努めてまいりました。さらに、職員の福利厚生を兼ねた、児童クラブいちばん星を運営し、2024年には新たな拠点である千代田7丁目センターを設立。1Fにヘルパーステーション千代田を移転、2階には2つ目の通所介護事業であるデイズ千代田を新設することができました。また、どなたでも立ち寄ることができるフリースペース『喫茶去7』には、展示コーナーやみんなの本棚を設置し、作品展や音楽イベントの開催など地域交流の場として動き出しています。

 

介護保険制度の施行以前は、デイサービスの選択肢が限られていました。半面、現在の様な細かい加算はなくのんびり楽しくデイサービスを過ごすような時代だったそうです。そしてこれから始まろうとする介護保険制度に希望を見いだし職員の求人には多くの応募が有ったと聞きます。

時代とともに制度が進化し、今では利用者様がご自身に合ったサービスを選べる時代になりました。私自身、2002年にデイサービスの職員として入職し、その変化を身近に感じてまいりました。当時の相模原市の通所介護事業所の数は60程だった記憶があります。現在はその数も増え、半日サービスを含めると約260事業所がしのぎを削る、まさに「競争の時代」です。

一方で、少子高齢化に伴う人材不足は多くの業界に共通する課題ですが、介護業界では特に深刻です。しかし、このような時代だからこそ、私たちは「働きがいのある職場づくり」に力を入れ、介護の仕事に誇りとやりがいを感じてもらえる環境を整えていきたいと考えています。

 

介護福祉士の養成校が縮小している一方で、新しい教育プログラムやオンライン学習、実地研修の充実などが進み、より多くの人材が業界に参入できる環境は整っています。ホームヘルパーの不足も切実な課題ですが、悠朋会では人材育成に力を入れており、毎月の定例会に加えさまざまな内容のセミナーを実施しています。職場の仲間同士で抱えている問題や悩みを話し合い、お互いにサポートし合える環境作りに努めています。

 

悠朋会は在宅介護にこだわり抜いてきました。在宅介護は、介護保険制度が支える未来への重要な選択肢となっています。相模原市では特別養護老人ホームをはじめ、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅などの選択肢が増えており、共働きや高齢となっても働き続ける介護者が増加している中で、入所志向が高まるのも自然な流れです。

介護業界は現在、大きな変節を迎えて、さまざまな課題に直面していますが、そのひとつひとつが業界の進化を促すチャンスです。理事長としてこの責任の重さをしっかり受け止め、これからもその使命を全うしていきます。

 

どの時代においても、「施設に早く入りたい」という希望を持つ人は少ないものです。自分の家で過ごすこと、そこには家族の思いや歴史が息づいており、できるだけ自宅で最後の時を迎えたいと考えることは自然なことです。

悠朋会は、在宅サービスに特化した社会福祉法人として、こうした希望を大切にし、利用者様やそのご家族、地域の皆様、そして職員の思いに寄り添い、共に歩み続けています。法人のリーダーとして、これからも地域の一員として、皆さまに信頼され、安心してご利用いただけるように、さらに努力してまいります。引き続きご支援、ご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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